森林のなかで 乳牛たちが365日 自然放牧されている。
と、こんなことが...。

森林ノ牧場にはじめて行くと、やっぱり目を疑ってしまう。

急な坂道を乳牛が、ずんずん登って森林のなかへ入って行く。
仔牛たちもその後をついていくんですから。あるいは緑の樹々のあいだから、にゅうと顔を出したり、下草をむしゃむしゃと食べていたり。でも、これが森林ノ牧場の日常です。

もうすこし森林ノ乳牛たちを追っかけてみましょう。
乳牛たちは、樹々の下の生い繁った草を食べ、倒木や枯枝などを蹄でならしてくれます。すると道ができ、林業の人が入りやすくなって森林の管理がしやすくなる。一方、乳牛たちは天然の草を食べ、よく歩いて丈夫に育つ。そして健康な母体からミルクをいっぱい出してくれますから、朝夕、搾乳しておいしい乳製品をつくることができます。森林のなかの工房では、フレッシュな牛乳だけでなく、その搾りたての生乳からまぜものなしのアイスやソフトクリームもつくりはじめました。
森林と乳牛を結びつけたこのアイデアを「森林酪農」と呼んでいます。酪農を取り入れたことで、森林は林業以外にも新たな価値を生み出すことに。

森林と乳牛とわたしたち、そして地域の人々が、ひとつの輪につながっている。またこのように森林ノ牧場を通じて、人と自然のつながりが学べる場をつくろうと考えています。ぜひ、一度、あなたのその目でご覧になってください。