ぼくの大好きな、のむヨーグルト
前回から約半年ぶりの投稿です。
生後4か月だった息子が、もう生後11か月になっています。
帰宅すると、はいはいをして迎えにくるのがたまらない、すっかりイクメンの菅野です。
今日は森林ノ牧場の商品のなかで、大好きな、のむヨーグルトのお話をしようと思います。
森林ノ牧場のヨーグルトというと、搾るヨーグルトが有名ですね。もはや看板商品といえるかもしれません。
しかし、搾るヨーグルトは自社の工場では製造していません。
そういう意味では、まだまだ森林ノ牧場オリジナルとは言い切れないところもあるわけです。
そんななか、2年ほど前から、自社工場でのむヨーグルトの製造をひっそりとしています。
販売している場所は、森林ノ牧場カフェと極々一部の販売先のみなので、
実際にカフェに来たことのある方しかご存じないかもしれません。
この、のむヨーグルトが、ぼくはとても好きです。
酸味が少なく、ほどよい甘みでおいしいのは、
もちろん製造にも携わっているぼくとしては乳製品加工の醍醐味みたいなものを味わえる、このヨーグルト製造じたいが好きなのだと思います。
ご存知の通り、ヨーグルトを作るには、乳酸菌の力を使います。
搾ってきた生乳を68℃で低温殺菌した後に、約42度まで温度を下げて、そこへ乳酸菌を投入します。
牛乳10リットルに対して、0.4グラムという少量の乳酸菌を加えて、約5時間発酵するとヨーグルトが出来上がっています。
乳酸菌は様々な種類があります。
大きく分けると、酸っぱくてさらさらなヨーグルトになるものと、
酸味が少なく粘度が強いヨーグルトなるものに分かれて、そのあいだにいろいろな具合のヨーグルトになる乳酸菌があります。
また、乳酸菌によって、活性化する温度や発酵時間が異なり、
製造工程にも微妙な変化を加える必要があります。
森林ノ牧場では、3種類の乳酸菌を、のむヨーグルト、キスミル、発酵バターと商品によって使い分けています。それぞれの商品の特性に合わせて、いろいろな乳酸菌を試したうえで、今のものにいきついています。
もしかしたら、森林ノ牧場ののむヨーグルトは、季節ごとに風味の異なる生乳を、乳酸菌という生き物の力を使っているために、毎回微妙に味が異なっているかもしれません。そうした風味の違いも味わってもらえるようになったら、製造にたずさわっている人間としてとてもうれしく思います。
ぜひ、通販では購入いただけない、のむヨーグルトを森林ノ牧場まで味わいに来てください。