牧場と、野球チームの意外な共通点
こんにちは。
製造から販売、さらには搾乳までと、なんでもやります菅野です。
森林ノ牧場では、飼育などの酪農全般だけでなく乳加工や販売と多岐にわたります。
このように業務が多岐にわたるのは、いわゆる「六次化産業」と言われる森林ノ牧場ならでは。
まだまだ勉強が足りていませんが、少しずつどの分野でもエキスパートになれるように日々頑張ります。
今日は、森林ノ牧場と、ぼくの生きがいである広島東洋カープの共通点について感じたことをお話します。
2016年7月9日現在、
2位にぶっちぎりの差をつけて首位を独走する広島カープ。
ぼくが応援しはじめてから、まだ見たことのない優勝を今年こそは見られるのではないかと楽しみです。
そんなカープを観戦するために、ぼくは年に数度広島を訪ねています。
広島に行くと、肌で感じるのは市民のカープへの熱。
広島では人々がカープの話題を口にし、
カープ関連のグッズや書籍などがあふれています。
広島県外に住むぼくにとっては、
普段の生活のなかではここまでの熱は当然感じることがなく、訪れるたびに驚く部分です。
こうしたカープへの人々の熱を象徴するもののひとつに、「たる募金」があります。
カープの歴史を語るうえで、たる募金は外すことのできないワードです。
球団創設期、球団が困窮していたため選手に給与を支払うことができないという事態に陥ると、広島市民は自ら進んで募金活動をして球団に寄付をしました。
また近年でも新しい市民球場(現在のマツダスタジアム)を作る際に、
費用負担の問題が生じると市民が立ち上がり募金活動をおこない、最終的に1億2000万円ほど集まりました。
「おらが町の野球チーム」
そういう意識が市民や応援しているファンにも浸透していて、
カープへの熱が異常なほどに感じられるのかもしれませんね。
ぼくはそうした熱に似た、
お客様の興味や期待を森林ノ牧場に対しても強く感じています。
少し前の話になりますが、
2014年には現代版たる募金とも言えるクラウドファンディングで
たくさんの方々の支援をいただき、
牧場の象徴である「森林ノ牛乳」の復活へと踏み切ることができました。
そして2016年に入り、
宅配を開始したり、新しい商品開発を行ったり、HPにこうしたブログを載せたりして、
森林ノ牧場からの発信が少しずつ増えていくなかで、お客様からの声も多くいただいています。
今後は、一層こうした取り組みを通して、「森林ノ牧場」をきちんとお客様のもとに届けることで、
「夏になって、森林ノ牧場の牛乳の香りが変わった」
「おととい、子牛が産まれたみたいだから見に行ってみよう」
「近所に森林ノ牧場のソフトクリームが食べられるところが出来たみたい」など、
お客様のなかに森林ノ牧場の話題がのぼる機会が増えていったら
とてもうれしいなぁと想像してしまいます。
長くなってしまいましたが、
ファンに愛され支えられる、広島東洋カープと森林ノ牧場の話でした。