ぼくらのビオトープ池

こんにちは。
牧場のNature (自然)担当の野田です。

長らくお待たせしていました。
6月に開催したイベント、「森の中に水辺のビオトープをつくろう」で
作った池の名前が決定しました!!

その名は「ぼくらのビオトープ池」。

そもそも、なぜ牧場に池を掘る事になったのか?

森林ノ牧場では数年前から環境教育に力を入れてきました。まず、牧場の自然を知るため生態系観察を行いました。自然に牛を放牧することは、異常な環境であり、その場所の自然環境を大きく変えてしまいます。

これは農業全てで言えることで、庭にホームセンターで買った草花を植えるような家庭菜園でも同じです。変えてしまった環境は元に戻る事は無いかもしれません。

しかし、手を加えた環境だからこそ、豊かになる生態系もあることを僕らは見つけることができました。それは糞虫と呼ばれる虫たち。彼らはうんちを食べて生きている虫たちです。汚いかもしれませんが、彼らは宝石の様に綺麗な色をしています。

僕らは沢山の糞虫が放牧地に落ちた牛の糞を食べて、分解してくれていることに気づきました。そして糞虫を狙う小鳥、小鳥を狙う猛禽類(大きな鳥)がいました。お気づきになりましたか?牛の糞から始まる生態系がそこにあったのです。ワクワクしてきたでしょ?

このように牛がいるからこそ豊かになる自然があることを知ってほしい、牧場の自然を価値あるものにしたい、そんな思いから牧場の生態系の多様性をより豊かにしたいと考え、牧場には無かった水辺の自然環境を作ることになったのです。

「ぼくらのビオトープ池」は参加者の意見と僕らスタッフの考えや思いを合わせて名前を付けさせていただきました。

この池は生き物が生息する場所であり、僕らのスタッフ、お客様の学びの場であると思っています。この池で生き物に触れ、考え、発見する。そんな観察会などが出来ればいいなーっとワクワクしています。

池に水を入れて、約5ヶ月。沢山の生き物が集まっています。ダルマガエル、ガムシ、マツモムシ、ミズカマキリ、ヤゴなど。ちなみにミズカマキリは水質の指標生物です。指標生物で調べられる水質は、きれいな水(サワガニ)、少しきれいな水(ゲンジボタル)、きたない水(ミズカマキリ)、大変きたない水(アメリカザリガニ)です。

水質のきれいな水には酸素が多いですが、きたない水には目に見えない細菌類が酸素を使っているので少なくなります。このように、水質は主に水に溶けている酸素の量で決まっています。

きれいな水や少しきれいな水に住む生き物は水の出入りがある酸素が豊富な水が必要なので難しいですが、今後はきたない水に住む他の生き物や止水を好むトンボが来てくれるようにお客様と見守っていこうと思います。

皆さまも森林ノ牧場に立ち寄った際、放牧地に向かう遊歩道横の池を覗いてみてください。くれぐれも飛び込まないように。(持ってきた生き物を逃がさないように!!)

ここで予告になります。来年、2019年3月3日(日)に鳥の観察会を開催する予定です。午前中で終わるプログラムにする予定ですが、詳細は検討中です。

皆さまどうか、ご予定を空けておいてください!!

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