あの子の革

うちのスタッフのバッグとか財布がうちの牛たちの革になったら素敵だなぁ、
と最初は単純な想いから皮を使えないかを調べてみました。

屠畜場では屠畜後の解体作業は肉はお肉屋さん、皮は皮屋さん、内臓は内臓屋さんがそれぞれ担当していて、皮を使う場合は皮屋さんから買い戻せるということが分かりました。

戻ってくる皮は塩漬けになって戻ってきます。

塩漬けになった皮

しかしこのままでは使えず、鞣し加工をする必要があります。

鞣し加工をする業者は大量の皮を処理するところばかりなのですが、全国各地で獲られたジビエの皮を鞣している業者が見つかり、牛の皮でも一頭から処理してくれることが分かりました。

牛が屠畜され、皮屋さんが皮をとり、さらに鞣し加工をすることで、皮が革になります。

森林ノ牧場で飼育するジャージー牛は一頭ごとに名前が付いています。当たり前ですが牛たちは性格も見た目も一頭ごとに違います。
牛たちの名前をつけるのはスタッフや、研修生や、たまにお客さまにつけていただいたり。

生産動物だけど、
いや、生産動物だからこそスタッフにもお客さまにも愛されて飼育された牛たちです。

 

革は出来るだけ牛のイメージに近い色に染色しています。
製品には牛の耳標番号を入れています。

牧場スタッフが書いた牛たちのプロフィールを書いた「その子のこと」を一緒にお渡しします。

革は使うほどに馴染み、世界に一つしかないその人の革になります。
ほつれたところはまた縫い直せば使えるし、乾燥したならオイルを入れればまたツヤが戻ります。

革を加工してくれているのは川口にあるjourneyさん。
一つひとつ手縫いにこだわり、直せる革を丁寧に作ってくれます。
https://journey-leather.com

職人さんたちの技術によって皮から革になり、使い続けるほどに愛着が湧いていく革製品となるまでの工程は、革に牛や人の想いの「魂」を吹き込んでいるようにも見えました。

牧場の牛たちが皆さんの手元で再び愛されて、大切に使い続けたくなる革製品になりますように。
https://www.shinrinno.jp/project/leather/

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