はじめまして。
4月から森林ノ牧場に仲間入りしました野口と申します。
森林ノ牧場の前は群馬の牧場に勤めていましたが、
いつか自分で牛を飼ってみたいなという想いから
「独立したい人」という森林ノ牧場の求人を見て応募いたしました。
群馬の牧場ではホルスタインを飼育していましたが
ジャージーの小柄で可愛らしい表情に惚れて
ジャージーを飼ってみたいと思うようになりました。
森林ノ牧場に入社してからは乳加工の仕事をメインに、
たまに牧場での作業、搾乳作業などにも関わります。
これまでも酪農に関わっていましたが、
普段口にする乳製品がどう作られているか考えたことがなく、
働き始めて、搾乳されたお乳がお客さまに渡るまでの「乳加工」のことを知りました。
「へー、こうやって作るのか!」と率直に驚いています。
これまでは1,000頭を超える乳牛を「フリーストール」という牛舎で飼育していましたが、森林ノ牧場ではわずか20頭足らず。
広い放牧地でのびのびと飼育していることに驚きました。
なにより、分娩のほとんどが自然分娩ということに驚いています。
(前の牧場では1日に何頭も分娩があり、そのほとんどが介助分娩だったもので。。。)
まだまだ乳加工についてもジャージー牛についても知識や経験はないのですが、
森林ノ牧場で働きながら多くの知識や経験を培っていきたいと思います。
多くの方に安全で美味しい乳製品を食べていただけるよう頑張ります!
もうすぐ春がきますね。
最近は、花粉症がつらくて外出を控えたい菅野です。
少し前の話になりますが、
牧場にお休みをいただきまして、チェコへ新婚旅行に行ってきました。
はじめてのヨーロッパで、
感動したことをいくつかお話したいと思います。
一番感動したのは、数百年前の建物が目の前に広がっていたこと。
高校時代に世界史を勉強して、大学でも西洋史を専攻していたぼくにとっては、
教科書や資料集の世界に飛び込んだよう。
なかでも、チェコは絵本のなかに飛び込んだという形容詞が使われるほど。
カール4世やヤン・フスたち、世界史界のスーパースターたちの足跡をたどれたのは本当に感動的でした。
続いては、チェコの文化。
チェコは、実はビールの消費量世界一の、ビール大国。
なにより驚いたのは、いわゆる居酒屋さんでビールの醸造をしているところ。
居酒屋ごとに、オリジナルビールを作り提供しているという、
ビール党のぼくにとっては天国のような国でした。
飲み比べをするために、
数件はしごしたくなりますので、
チェコに行く際は飲みすぎ注意ですよ。
そして最後は、ヨーロッパの乳製品文化。
牧場で働いているぼくにとって、これはある意味新鮮な刺激をもらえました。
チーズスタンドのようなお店や、チーズ専門店が普通に存在していて、
スーパーにおいてあるヨーグルトやチーズの種類が
とても多く、乳製品との距離がとても近くて、
生活に入り込んでいるなと実感しました。
様々な価格や味、特徴のなかから、
今日の料理やワインに合わせたり、
記念日やお祝いごとなどTPOによって変えたりと、
きっと乳製品を選んでいるのだろうと感じました。
日本では、乳製品が定着して、まだ100年もたっていません。
ヨーロッパとは比較になりません。
しかし、近年では森林ノ牧場のように自社で加工や販売をおこなう牧場も増え、
個性のある乳製品が増えてきています。
将来的には、個々の家庭や地域に、顔の見える牧場の乳製品が並んでいるという日も来るかもしれません。
そうしたときに、森林ノ牧場の製品が生き残って、
もとい、選んでいただけるように、
良いものをしっかりと生産していかねばと改めて考え直しました。
今日はそんな新婚旅行先でも、
仕事のことが頭を離れなかったダメな男の話でした。
乳酸菌飲料キスミルのページが出来ました!
https://www.shinrinno.jp/kissmilk/
キスミルはご家庭でアレンジしてお召し上がりいただく乳酸菌飲料です。
色んなアレンジ、色んな使い方があります。
みんなのアレンジを見れるようにしてみました。
あなたのキスミルを「#キスミル」でインスタグラムに投稿してみてください!
キスミルはどうやって飲むの?
どうやってできるの?
なんでキスミルが生まれたの?
ページ内で説明いたしましたのでよろしければご覧ください。
こんにちは!カフェスタッフの遠藤です!
少しずつ日も延びて、日中のお日様が暖かくなってきましたね。
牧場の牛たちもヤギのプリンスも、
のんびりとひなたぼっこしながらお昼寝していたりします。
那須の春も、もうすぐです!
そして、冬期休業をいただいていた森林ノ牧場カフェですが…
3月4日(土)10:00より今シーズンもスタートします!
どうぞよろしくお願い致します!
カフェ休み中、私たちスタッフはオープンまでの準備やメニュー試作、
普段出来ない場所の掃除をしたり、寒空の下、サンダーをかけたりペンキを塗ったり、
脚立に乗ったり、泥だらけになったり…自社製品の製造の手伝いをしたり!
休み中でもいろいろとやることがたくさんでした。
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在庫切れになっていた「いのちのミートソース」の販売を再開いたします。
どうぞこちらからご注文ください。
いのちのミートソース購入ページ
以前、森林ノ牧場では活躍できなくなった牛を出荷するときには、屠畜場からそのまま市場に流通させてお肉を販売していました。
しかし、ジャージー牛のお肉は赤身で市場での価値が低く、お肉の量も少ないため販売手数料や屠場の利用料などを支払うと売り上げはほとんど残らない、場合によっては赤字でした。
大事に育てて、可愛がって、思い入れのある牛が市場では「お肉としての価値がない」というのは、なんだかなぁ、、、というスッキリしない心境だったのです。
それなら、赤身のお肉として自分たちで販売しよう、とカフェでジャージー牛肉のメニューを提供し始めたのです。
生き物は生きている限り他の生き物の命をいただいて生きています。
それはとっても自然なことです。
思い入れのある牛たちだからこそ、そのいのちをしっかり食べていただきたい。
いのちのミートソースはそんな気持ちで作った商品です。
今回のいのちのミートソースは「もも」という牛のお肉で作りました。
ももは震災後、避難先の牧場で生まれた牛
他の牛に比べて体が小さくすこし弱々しい牛でした。
震災の影響を受け森林ノ牧場は売り上げがなくなり、スタッフもいない状況をみかねて、お隣のゆいまーる那須さんの皆さまが牛の世話を手伝ってくれていました。
弱々しいももをみんな可愛がってくれて、人気者の牛でした。
特によく面倒を見てくれたのがYさん。
Yさんは今でも毎週末に牧場のお手伝いに来てくれるおじさまで、ももが他の牛に負けて餌を食べられないと他の牛をどけて、ももが餌を食べれるようにしてくれてました。
除染をして放牧再開
Yさんと一緒に放牧地を散歩した時にももとツーショットの写真を撮った時のYさんの笑顔と、ももの気持ち良さそうな表情は印象的でした。
先日、ももは出荷されました。
暴れることなく落ち着いた様子でトラックに乗りこみ、Yさんと一緒に見送りました。
一頭一頭に思い入れがある分、経産牛の出荷は感慨深いものです。
けれど、搾乳牛として活躍し、しっかりお乳を出してくれて、途中事故なく無事に出荷できるということは、酪農家にとって嬉しいことです。
ありがとう、もも。
ももは「いのちのミートソース」の他、カフェのメニューで提供されるお肉になります。また、黒磯にあるChusでも森林ノ牧場のジャージー牛のお肉を食べることができます。
僕らはたくさんの命を頂いて生きています。
ももの命が皆様に繋がっていきますように。